酒井良 (自衛官)
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酒井海将 | |
生誕 |
1962年12月16日(61歳) 日本 滋賀県 |
所属組織 | 海上自衛隊 |
軍歴 | 1987年 - 2024年 |
最終階級 | 海上幕僚長たる海将 |
酒井 良(さかい りょう、1962年〈昭和37年〉12月16日[1] - )は、日本の海上自衛官。第35代海上幕僚長。
略歴
[編集]滋賀県出身。防衛大学校(第31期)を卒業後、海上自衛隊に入隊。 入隊後は主に護衛艦や海上幕僚監部等で勤務した。第7護衛隊司令在任中にはインド洋方面派遣海上補給支援部隊の最後の派遣部隊となる第7次隊の指揮官を務めた。その後は、海幕教育課長、第1護衛隊群司令、海幕防衛部長、大湊地方総監、呉地方総監等の要職を歴任し、横須賀地方総監[2]を経て、2022年(令和4年)3月11日の閣議において、3月30日付をもって海上幕僚長に任命する旨の人事が了承・発令された[3]。勤務方針は「精強・即応」、「持続力」及び「スピード感」[4]。
2024年(令和6年)7月12日、特定秘密の不適切な取り扱いなどが相次いで発覚した問題により、指揮監督が不十分だったとして減給1カ月(30分の1)の懲戒処分を受け、同日の閣議において7月19日付での退職が承認された[5][6]。
年譜
[編集]- 1987年(昭和62年)3月:防衛大学校第31期(管理学)卒業、海上自衛隊入隊
- 2001年(平成13年)7月:2等海佐
- 2004年(平成16年)8月:護衛艦「しらゆき」艦長
- 2005年(平成17年)8月:海上幕僚監部防衛部防衛課勤務
- 2006年(平成18年)1月:1等海佐
- 2007年(平成19年)10月:海上幕僚監部防衛部防衛課業務計画班長 兼 海上自衛隊幹部学校勤務
- 2008年(平成20年)8月:海上幕僚監部防衛部防衛課防衛班長 兼 幹部学校勤務
- 2009年(平成21年)8月3日:第7護衛隊司令
- 2010年(平成22年)7月26日:海上幕僚監部人事教育部教育課長
- 2012年(平成24年)7月26日:海将補に昇任、第1護衛隊群司令
- 2014年(平成26年)8月5日:護衛艦隊司令部幕僚長
- 2016年(平成28年)7月1日:海上幕僚監部防衛部長
- 2018年(平成30年)8月1日:海将に昇任、第47代 大湊地方総監に就任
- 2019年(令和元年)12月20日:第45代 呉地方総監に就任
- 2020年(令和 2年)12月22日:第48代 横須賀地方総監に就任
- 2022年(令和 4年)3月30日:第35代 海上幕僚長に就任
- 2024年(令和 6年)
- 3月28日:フランス政府よりレジオンドヌール勲章オフィシエを受章[7]
- 7月19日:退職[8]
栄典
[編集]- レジオンドヌール勲章オフィシエ - 2024年(令和6年)3月28日
脚注
[編集]- ^ 海上自衛新聞(平成30年7月27日)第2面・主要人事略歴
- ^ 防衛省発令(将人事)(2020年12月22日付)
- ^ 防衛省発令(将人事)(2022年3月30日付)
- ^ 防衛省 海上自衛隊 [@JMSDF_PAO] (2022年3月30日). "【海自HP更新】". X(旧Twitter)より2022年3月30日閲覧。
- ^ “防衛省、117人を懲戒処分 特定秘密やパワハラなど 海幕長は退職”. 毎日新聞. (2024年7月12日) 2024年7月12日閲覧。
- ^ “不祥事続発に「組織管理の難しさ痛感」 酒井良海上幕僚長が辞任会見”. 毎日新聞. (2024年7月12日) 2024年7月12日閲覧。
- ^ 防衛省 海上自衛隊 [@JMSDF_PAO] (2024年3月29日). "3月28日、酒井海上幕僚長は、フィリップ・セトン駐日仏大使から、日仏連携強化への功績として、レジオン・ドヌール勲章を受章しました。". X(旧Twitter)より2024年3月29日閲覧。
- ^ 防衛省発令(将人事)(2024年7月19日付)
出典
[編集]- 防衛年鑑2018(防衛年鑑刊行会)
- 防衛省人事発令(2006~2012 1佐人事)(2013~2018将補人事) (2018~2022将人事)
外部リンク
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